片側ずつ行う種目は「左右各3セット」のように、各側の実施数を明記すると誤解がありません。左右1周を1セットと呼ぶ記録と、左・右を別行に残す記録では表示される数が違います。ブルガリアンスクワットやワンハンドロウを記録する人に向けて、セット数・重量・回数を混ぜずに残す方法を整理します。

左右の実績を、同じ側の前回へ

  1. 各側の数を明記

    例:左3+右3。左右各3セットを、左・右の6行に残します。

  2. 重量と側を分ける

    片手/片側/合計を固定し、実施した側と実際の回数を入力します。

  3. 同じ側で比べる

    左は左、右は右。順番・休憩・フォーム・余力も確認します。

記録6行は各側6セットという意味ではありません。左右の行を合算した後で、もう一度2倍しません。

「左右各3セット」と「合計6行」は別の数え方

片側ずつの種目は、一度に左か右の腕・脚を主に使って行う種目です。左を行い、右を行う一巡を、ここでは「1周」と呼びます。記録の呼び名を統一するための整理であり、普遍的なセット数の換算公式ではありません。

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同じ実施内容を、何の数として表しているか
表記指しているもの読み方
左右各3セット各側の実施数左3回の本セット、右3回の本セット
左右1周を1セットとして3周左右をひと組にした実施順各周で左・右を1回ずつ行ったなら、各側3セット
左・右を別々に記録した6行アプリの入力行数各側が6セット行ったという意味ではない

HPSCのプログラムシートでも、ブルガリアンスクワットなどを「回ずつ」と表記し、実施回数・セット数を体力や目標に応じて調整するよう示しています。本記事では左右の範囲を明記する書き方を参照し、掲載された運動量をそのまま勧めるものではありません。

参考:国立スポーツ科学センター/HPSC:下半身トレーニングのプログラムシート

片脚の種目でも、重量が「片手」とは限らない

「どちらの側を動かしたか」と「重量をどう数えたか」は別の情報です。片脚で行うブルガリアンスクワットでも、ダンベル2個を持つ場合と1個だけ持つ場合があります。片側のマシンでは、プレート重量やスタック表示という数え方もあります。

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器具と重量単位を分けた入力例(架空)
使い方の例固定する単位入力kgと補足
ワンハンドロウでダンベル1個20 kg片手の重量20 kg。左・右を詳細に残す
ブルガリアンスクワットで両手に各10 kg片手の重量10 kg。両手に各10 kgとメモ
同じ持ち方を合計で管理する別の種目設定合計重量20 kg。片手10 kgの履歴と混ぜない
片側アームのプレートロードマシン片側のプレート重量そのアームに付けたプレートの合計。初動負荷を足さない

REPS LOGのブルガリアンスクワットとワンハンド・ダンベルロウは、初期カタログでは片手の重量です。数字だけで持ち方を再現できない場合は「両手に各10 kg」「片手に1個、反対側の手は支持」などを可動域・フォーム条件やメモに残します。これは記録の情報で、特定の持ち方を推奨する説明ではありません。

片手10 kgで残した履歴を、後から合計20 kgへ書き換えて合わせないでください。数え方を変える場合は別の種目設定として区別します。自重種目は回数で管理し、体重を推測で重量欄へ足しません。片側・スタック・始動抵抗の扱いは、関連記事のマシン重量ガイドで確認できます。

記録例:左3行・右3行に、実際の回数を残す

以下はワンハンド・ダンベルロウの架空例です。片手20 kgで左右各3セットを計画し、毎周左→右の順に行ったとします。器具、フォーム、休憩の取り方も同じ条件として記録します。重量・セット数・回数は書き方の例であり、万人向けの処方ではありません。

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左右各3セットの実績例:入力6行
記録の順番実施した側片手の重量実際の回数実績RIR
1周目・左左20 kg10回2
1周目・右右20 kg9回2
2周目・左左20 kg10回2
2周目・右右20 kg9回1
3周目・左左20 kg9回1
3周目・右右20 kg8回1

左は10+10+9=29回、右は9+9+8=26回です。左右の合計は55回、入力kg×回数の合計は20×55=1,100 kgですが、「左が55回できた」「右も29回できた」という記録にはしません。数値だけで筋肉への刺激や左右差の原因を判定することもできません。

研究も「どちらの脚を、どの条件で数えたか」が前提

Costaら(2015)は、健康で筋トレ経験のある男性12人を対象に、両脚同時と片脚ずつのレッグエクステンションを比較しました。2週間に4回来所し、各条件の1RM(1回だけ挙げられる最大重量)の50%で限界まで3セットを行う急性比較です。片脚条件では優位側の後に休憩を挟まず反対側を行い、セット間の休憩は2分でした。

同研究では、両脚同時の1RMと片脚それぞれの1RMを合計した値は一致せず、総負荷量には条件間の有意差を認めませんでした。左右をどう合算し、どの重量・回数で行ったかをそろえずに、セット数やkgだけを換算できないことが読み取り上の注意です。

参考:Costaら(2015):片側・両側レッグエクステンションの筋力・総負荷量・主観的応答の比較

次回は、同じ側と同じ順番で比較する

  1. 種目・器具・重量単位・可動域・持ち方が同じかを確認する。変えた回は新しい比較の起点にする。
  2. 左→右か右→左か、休憩の取り方が同じか確認する。後に行った側の回数低下だけで筋力差と決めない。
  3. 左は左、右は右の回数・RIRと比べる。できなかった側の回数を反対側の数字で埋めない。
  4. 次に変える条件を一つ決め、次回メモに残す。痛みや安全に終えられない状況では、予定の回数を埋めるために続けない。

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前の記録例から、次回を読む例
次回の実績読み方次回メモの例
左29回のまま、右27回。順番・フォーム・休憩・RIRも比較できる右の回数が1回増えた。両側の重量増とは分けて見る右の同条件での回数と余力を確認
右を先にしたら、右29回・左26回になった順番が変わったため、前回と単純比較しない右→左に変更。次回もこの順で確認
右の回数は増えたが、可動域が浅くなった回数とフォーム条件が同時に変わった可動域の基準をそろえて記録

この例から、必ず弱い側に合わせる、片側だけセットを追加する、といった個別の処方は導けません。左右の数字が違うこと自体は原因の診断ではありません。差が気になる場合は記録の条件を見直し、痛みや日常動作の問題がある場合は適切な専門家へ相談します。

REPS LOGでは左右を別行にして残す

  1. 記録画面で種目・重量単位・実施条件を確認する。1セット記録後は実施条件が固定されるため、違う条件で続ける場合は種目を追加する。
  2. 「セット編集」で本セットの行数を整える。左右各3セットを別行で残すなら6行を用意し、足りない行は「セットを追加」で補う。初期のセット数をそのまま最適量と考えない。
  3. 重量・回数を実際の値にし、「強度・セット詳細」の「実施した側」で左か右を選ぶ。必要ならRIRと「1周目・左/左→右」のセットメモを残す。
  4. 「このセットを記録」で保存する。次の未完了行に進むたびに、左・右、重量、回数を確認する。側の指定が自動で交互になる前提にしない。
  5. 間違えた重量・回数は記録済みの値をタップして修正する。終了後に側やメモも直す場合は「履歴」で対象記録を開き、セットの鉛筆アイコンから編集する。

終了済みの左右6行は「部位ごとの積み重ね」では6セットとして数えられます。同集計は直近7日間の完了本セットを登録の先頭部位に計上するもので、片側ごと3セットへ換算したり、筋肉への刺激量を判定したりする機能ではありません。

左・右を指定した入力行や、前回の本セットに側の指定がある場合は通常の重量候補を表示しません。前回表示も同じ側のセットだけを自動で対応付ける機能ではないため、履歴の側・メモ・順番を確認し、自分で各側の実績を比較します。

よくある質問

ブルガリアンスクワットは左右で1セットですか?

左右1周を1セットとして管理する場合も、左・右を別行にする場合もあります。「左右各3セット」と各側の実施数を明記しましょう。左3行+右3行は記録6行ですが、各側が6セット行った意味ではありません。

本文の説明・根拠を確認する →

左右で回数が違ったら、少ない方に合わせて記録しますか?

実績は各側の実際の回数をそのまま残します。反対側の数値で埋めず、同じ側の前回とフォーム・順番・休憩・余力をそろえて比べます。これは次回の運動量を個別に処方するものではありません。

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両手に10 kgずつ持つ片脚種目は10 kgと20 kgのどちらですか?

片手の重量なら10 kg、合計重量として管理する別設定なら20 kgです。毎回同じ単位を使い、持ち方も残します。REPS LOGのブルガリアンスクワットの初期カタログは片手の重量です。

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参考資料と編集方針

研究の対象者・条件・期間と、本文の適用範囲を確認してください。抄録のみを確認した資料は下記に明示しています。図解の数値は説明用の例で、研究参加者や利用者の実績ではありません。

  1. 国立スポーツ科学センター/HPSC:下半身トレーニングのプログラムシート

    公的機関の公開PDF(1ページ)を確認。片脚種目を「回ずつ」と示す表記と、実施量は個人に合わせる注意を参照。掲載プログラムの重量・回数・セット数を一般利用者への推奨として採用しません。

    参照日:
  2. Costaら(2015):片側・両側レッグエクステンションの筋力・総負荷量・主観的応答の比較

    Biology of Sport 32(1):35–40、DOI:10.5604/20831862.1126326。出版社ページで書誌を照合し、Semantic Scholarに収録された原著PDF全6ページの方法・結果・限界を確認。健康な筋トレ経験男性12人の急性比較で、長期的な筋肥大や最適セット数、左右差の改善を検証した研究ではありません。

    参照日:

作成:REPS LOG(個人運営)。AI補助で作成し、専門家の監修は受けていません。資料の確認範囲は上の注記に示しています。制作・確認の手順と訂正方針をご覧ください。