重量が増えない日が続くと、メニューを全部変えたくなることがあります。ただ、重量だけを見ていると、回数が増えた変化や器具変更の影響を見落とします。停滞の原因を診断する前に、比較できる記録がそろっているかを確かめましょう。
まず見るのは、重量以外の5項目
表は左右にスクロールできます。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 回数 | 同じ重量で、後半セットの回数は増えていないか |
| 余力 | 同じ回数でも、RIRの見積もりは変わっていないか |
| 休憩 | 短くなった・待ち時間が入ったなどの違いはないか |
| 種目順 | 先に別の種目を行っていないか |
| 実施条件 | 機種・シート・グリップ・可動域は同じか |
これらをそろえずに数字だけを比べると、フォームを丁寧にした結果の回数減少まで「退化」と捉えてしまいます。同じ基準を継続して使うことが、比較の土台になります。
重量が同じでも、記録の内容は変わる
たとえば60 kgで「10・9・8回」から「10・10・9回」になれば、合計は27回から29回へ増えています。重量が変わらなくても、同じ条件であれば回数が変わった事実を確認できます。ただし、これだけで筋肥大や健康状態の変化を証明できるわけではありません。
反対に最高重量だけが更新され、残りのセットが減った場合は、全体の実績も見ておきます。ドロップセットやトップセットを追加した場合も、通常のセットと同じ条件の比較にはなりません。セットの役割を分けて残してください。
不調の理由は、記録だけで断定しない
睡眠不足と感じた、時間が足りなかった、初めての器具だった、といった当日の事情は短いメモに残せます。ただし、メモと成績が同じ日に変わっただけでは、原因が特定できたとは言えません。記録アプリは病気や疲労状態を診断するものではありません。
ACSMの2026年の公式解説は、継続と個人の目標に応じた調整を重視しています。一般成人についての知見を、上級者の停滞を必ず解消する処方として使うことはできません。痛みや体調不良が続く場合は、数値の更新より専門家への相談を優先してください。
次回は、変える理由を一つ書いておく
- 比較する種目・器具・実施条件を決める。
- 直近の比較可能な複数回の実績を並べる。
- 休憩や種目順など、見直す候補を一つ選び、理由をメモする。
- 次回の回数・余力を確認し、変更前と比較する。
たとえば「後半の回数が落ちるため、次回は休憩を長くして確認」と残します。重量、セット数、種目、休憩を一度に大きく変えると、何が影響したかを追いにくくなります。これは振り返りの工夫であり、一つずつ変えることが常に最善のトレーニング法という意味ではありません。
REPS LOGで振り返るときの注意点
「履歴」から種目を絞り、日付ごとのセット実績を開いて確認できます。最高重量のグラフだけで終わらせず、回数、セット詳細、実施条件も見てください。総ボリュームや部位別セット数は記録を整理する数値で、刺激量や回復度の測定ではありません。
トレーニング中だけの種目変更と、普段のメニュー編集は分かれています。次回も同じ変更を使いたいなら「メニュー」で保存内容を見直し、日付が決まっていれば「今日」から次回予定を残せます。
参考資料と編集方針
- ACSM:2026年レジスタンストレーニング指針の解説
健康な成人を対象とする研究レビューの公式解説。個人の増量幅や上級者の停滞解消を保証する資料ではありません。
参照日:
作成:REPS LOG(AI補助で作成)。研究の対象・期間による限界と、記録方法の例を区別しています。記事の編集方針
